アネスト岩田の本間です。
先週に引き続き、ThinkAirシリーズの「考えた」部分を掘り下げてみたいと思います。
今日は「省エネを考える」
下の絵はThinkAirシリーズの内部構造です。

コンプレッサーの心臓部である本体は当然1台と思われるかもしれませんが、ThinkAirシリーズは
出力に応じて2台~8台の圧縮機本体とモーターの組み合わせからなる複数のユニット(パワーパック)で構成されています。
この絵は30kWの内部構造ですが、30kWの場合、8台のパワーパックが搭載されています。
面白い構造でしょう?
そのそれぞれのユニットをもっとも無駄なく運転させるのがマルチステージ制御なのです。
マルチステージ制御は10/11の『コンプレッサーの省エネ(2)~インバーターは本当に省エネか??~』の回で説明した最も省エネ性が高いとされている発停制御がベースになっています。
運転動作を詳しく説明すると、台数制御を行っている本体で運転時間の長いものから順に停止させ、運転時間の短いものから再起動させるとともに圧力に応じ運転台数を決定し、各本体の運転時間を均一化するとともに、必要最小台数の運転により、無駄な電力を抑えて省エネを図る制御です。

例えば、22kWクラスのコンプレッサーを使用している24時間稼動の工場を想定してみますと、日中と夜間では使用空気量が異なる場合が多いのですが、従来のコンプレッサでは使用空気量が多くても少なくても「ずっと回りっぱなし」であり、消費動力はあまり変わりませんでした。
ThinkAirシリーズであれば必要な空気を最小のエネルギーで作り出し、省エネ効果を発揮します。この省エネ効果は年間数百万円に及ぶケースもあります。
新省エネ法が施行され、省エネへの企業努力が求められる中、もう一度見直してみてはいかがでしょうか?
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