アネスト岩田の神谷と申します。
省エネルギー事例の第二弾として、ブースターコンプレッサ編をご紹介いたします。
ブースターコンプレッサに関しては、再三クリーンエアーブログでご紹介しておりますので、今回は供給圧力と使用圧力に視点をおいてお話したいと思います。
コンプレッサの供給圧力を決定する時にどのような基準で選定されているでしょうか?
圧縮機の省エネルギー手段の一つとして、圧縮空気の供給圧力を下げる低圧化という手段があります。供給圧力低下による消費電力効果は、給油式コンプレッサの場合、0.3MPa圧力をさげることで、約22%の消費電力ダウンとなります。
しかし、一方で………
低圧化に伴い生産ラインで部分的な圧力不足が発生することも否めません。一般的なコンプレッサの選定として、一番高い使用圧力の設備や生産ラインに工場全体の供給圧力を合わせるパターンです。
工場内は、高い圧力を必要とする設備や生産ラインばかりでしょうか?むしろ、圧力が高いために、減圧弁などで適正な圧力に調整しているケースも多いのではないでしょうか?
そこで提案があります。
供給圧力を、使用量が多くできる限り低い圧力に合わせてみてはいかがでしょうか?
しかし、上述のように、部分的な圧力不足が発生する可能性が考えられ、解消が必要となります。そのために適正な増圧手段が必要となりますが、どのようにしたら良いのでしょうか?
手段は色々ありますが、提案事例を一つご紹介致します。
下記図1は導入前のレイアウトです。

0.8MPaが必要なラインに供給圧力を合わせるために高圧の無段階アンロード機を使用しておりました。
その時の消費電力の平均は17.6kWでした。
そこで図2の提案をいたしました。
0.5MPa必要なラインに専用の低圧コンプレッサを導入し、そして0.8MPaが必要なラインには、ブースターコンプレッサを導入し、高い圧力を供給するように改善しました。

導入後の消費電力は9.9kWとなり、43.4%の削減効果が得られました。

ブースターコンプレッサ高い圧力が必要な用途に、最適な増圧手段で供給し省エネルギーに貢献いたします。 |