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2008/09/24
メンブレン式エアードライヤ付レシプロコンプレッサの秘密!

アネスト岩田・圧縮機部開発グループの小林です。

みなさまこんにちは。
もう1ヶ月ほど前になりますが、新発売したオイルフリーレシプロコンプレッサ「CFP15C-8.5MD」についてお話をしましたが覚えていらっしゃいますか?
月日が経つのは早いものですねぇ~。

でわ、忘れていらっしゃる方のために少しおさらい!
オイルフリーレシプロコンプレッサ「CFP15C-8.5MD」の最大のポイントはなんと言っても『メンブレン式エアドライヤ』を採用したところでしたよね。今もっとも多く使われているのが、冷凍式ドライヤなのですが、冷凍式ドライヤよりもメンブレン式ドライヤのいいところとは・・・・
・省エネルギー!
・フロン等の冷媒ガスを使用していないので環境にやさしい!
・最終的にフロンを処理する費用が掛からずお得!
・容積比が約1/20の為、コンパクトなコンプレッサを実現!

でしたよね!

そして、なぜこのような製品を作ることができたのか・・・・
ヒントは“パージエアー”です。っというところで終わりましたよね。

それでは、その秘密に迫りたいと思います。それは最大のポイントであるメンブレン式エアドライヤが鍵を握っているわけです。

そもそもエアドライヤの仕組みはご存知ですか?………


エアドライヤとは、圧縮空気の乾燥度を高める装置です。種類は沢山ありますが代表的なものとして、冷凍式ドライヤ膜式ドライヤがあります。ここで言うメンブレン式とは膜式ドライヤにあたり、多孔質膜を利用して除湿を行っています。

下図のように極小の穴の開いた、細いチューブに圧縮空気が流れてきて、水分子(H2O)のみ穴から吐き出され分離します。
分離された水分子は、そのままだと膜の周辺に漂い膜から水分子が出てくるのを邪魔します。そこで自らが除湿した乾燥エアーの一部を膜の周辺に吹き付けて水分子を吹き飛ばします。これをパージエアーと呼びその量は到達乾燥度・流量・温度等の条件により異なります。今回の場合は流入空気の約13%をパージさせることとしました。

↓クリックすると大きく表示されます。(JPEGファイル)
B84-メンブレン式エアードライヤ1.JPG B84-メンブレン式エアードライヤ2.jpg

しかし乾燥空気を得るために乾燥した空気の一部を大気に捨ててしまう。このことが、お客様の為になることなのかと頭を悩ませました。そこで着目したのが、冷凍式ドライヤでは除湿のために電力を消費している』と言うことでした。メンブレンドライヤはそれ自体では電力は必要がない。これがポイントです。お客様が実際に使用できる乾燥空気1リットルを発生させるのに何Wの電力が必要とされるか。これを計算した結果、当社従来の冷凍式ドライヤに比べて約4%お得=省エネであると計測されました。

 最後になりますが、このお得で地球に優しいオイルフリーレシプロコンプレッサ「CFP15C-8.5MD」を皆さまが興味を持ってもらえると、設計した人間としてもとても嬉しいものなので宜しくお願いします!

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