アネスト岩田・開発グループの小林です。
前回は、新製品に関する話をしました。今後も新しく開発した商品について紹介をしていきたいと考えています。
ただ今回は、一休みしてコンプレッサの制御方式の話をしたいと思います。新商品の合間にコンプレッサの機能の話も聞いてください。
圧縮機の運転を制御する方式にはいろいろあります。
まだ入社3年目ですので、全ての制御方法について実際に触って確認をしたことはありませんので先輩がたから話を聞きながら書いてみようと思います。
現在アネスト岩田の小形コンプレッサで主流になっている制御の方式は二つ有って……… ○圧力開閉器による発停
基本的には圧力開閉器と言われる機器と電磁開閉器があれば制御が出来る極めてシンプルな制御方法です。この方式であれば世界中何処でも容易に対応が可能です。川のダムにあたる空気タンクと組み合わせて使用すればタンクに圧力を貯め、使って圧力が低下した時に圧縮機を運転してまた圧力を蓄えておく。無駄な運転はしないからある意味とても省エネ。弱点はなにかと言うと、①空気タンクの容量が小さいと使用状況によっては発停の頻度が多くなり開閉器の寿命に影響が出ること②ONとOFFの間を差圧と言いますが、機械的な調整であるため極小差圧は困難でお客様の必要な圧力をON圧とすると差圧分は余計に圧力を上昇させる必要があるのでエネルギーロスになります。

○マイコン+圧力センサーによる発停制御
圧力センサーで圧力を電気信号に変えてマイコンで信号を判断し運転、停止の制御を行います。圧力開閉器と同じように差圧は必要ですが圧力開閉器に比べて狭くする事が可能です。更にマイコンで圧力を監視しているために複数台の圧縮機を別々の圧力で制御することが可能で、スクロールコンプレッサではマルチステージコントロールという使用空気量に合わせた無駄の無い省エネ運転を実現しています。
弱点は、マイコンが機能が万一壊れた場合、基板の交換以外対処がしにくい。激しいノイズが有る環境で誤作動の可能性があることです。

制御の方式としてはこの2方式以外に
アンローダ制御・・・電気的な制御では無いためエンジン駆動で使用できる。電動機を止めないので発停を嫌うお客様にも対応。
安全弁制御・・・ある圧力以上になったら安全弁から圧を逃がす。極めてシンプルな制御。
がアネスト岩田の小形圧縮機では採用されています。
最近はコンプレッサでもブースターコンプレッサという機械も出てきました。
このブースターコンプレッサでは、単純な圧力開閉器制御ではなくちょっとした工夫もしています。
その辺の話は、次回ブースターコンプレッサの紹介でします。
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