こんにちは。アネスト岩田開発グループの阪口です。
前回は電気でまわるモーターを例に「効率」についてお話しました。
ではコンプレッサとしての効率はどれくらいでしょうか?モーターの効率より高いのでしょうか、低いのでしょうか?というとっても気になるところでおしまいでしたね(*´д`)ノ
それでは、早速コンプレッサの効率についてお話いたしましょう。………
いきなり話の腰を折るようで恐縮ですが、実はコンプレッサには、電気で回るモーターのように効率何%という指標(ものさし)がありません( ̄▽ ̄lll)
こういうと流体機械の知識のある方に、
「そんなことはない。断熱効率というりっぱな(?)効率があるじゃないか。」
と言われそうです。
しかし、(ここはちょっと専門的)断熱効率というのは、空気を圧縮するときの過程で、ある理論的な状態を設定し、そのときの計算動力と実際の必要動力を比較しているだけです。効率の定義にある、回収できた有効なエネルギーが考慮されていないのです。
断熱効率は、コンプレッサの性能を検討するときは有効ですが、他の一般の機械の効率と比較することはできないのです。
ではなぜ“普通の”効率がないのでしょうか?
それはコンプレッサにとって回収できる有効エネルギーが何かということがわかりにくい(数値化しにくい)ということに原因のひとつがあるようです。
そのため、一般的には一定量の圧縮空気を発生させるのに必要な電力量(これを動力原単位と呼んでいます)をもって効率の代用としている事例が多く見られます。
●コンプレッサ効率の今後の展望
もう一度原点に返ってコンプレッサの効率を考えてみましょう(  ̄▽ ̄)ノ
圧縮空気は、空気タンクに溜めたままでは何も仕事をしません。それを大気に向かって圧力を開放するときに はじめて仕事(膨張仕事といいます)をします。
コンプレッサはこの膨張仕事をさせるための元(=圧縮空気)を作る機械と定義できます。
つまり圧縮空気は膨張仕事をする能力(=エネルギー)を持つと考えられます。このエネルギーを数値化できればコンプレッサの効率が定義できそうです。この試みはうまくいくでしょうか。
最初にお話したとおり、コンプレッサの省エネルギーは工場全体の省エネルギーに直結しています。
そのためにはコンプレッサを含むさまざまな動力源を、同じ指標に乗せて比較検討していく必要があります。
そのためにも今後新しい考え方に基づくコンプレッサの効率が必要になってくると考えますがみなさんはいかがでしょうか。

さて今回はやや難しい説明になってしまいましたが、コンプレッサのもつ意外な一面(?)が少しでもわかっていただけたでしょうか。
「難しいことはいいから、電気代の安いコンプレッサがほしい」という方、いますぐ当社にお問い合わせくださいd(⌒ー⌒)
では皆さん風邪など引かぬよう元気でお過ごしください。インフルエンザにもご注意を!
|