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2009/08/21
コンプレッサの放熱量と換気

こんにちは。アネスト岩田、マーケティンググループの十三(ジュウソウ)です。
この夏は、雨が多く、台風に地震!!!
地震においては、阪神淡路大震災を体験しているだけに、寝る前になると頭をよぎりドキドキします。
さて、そろそろ話題を変えてコンプレッサのお話に入ります。
ユーザー様から未だよく聞く悩みが、夏場のコンプレッサの温度上昇による停止。
永遠の課題なのでしょうか?  それとも我々メーカーの説明不足が原因なのでしょうか?!

Blog139_SCD-370K.jpg
37kWのスクリューコンプレッサ(ドライヤなし)から発生する放熱量は、一般的な計算で、860×37kW=31,820kcal/h(1kWの熱量は860kcal)となります。
あまりピンとこないと思いますので比較例として、家庭用の石油ファンヒーター12帖用の放熱量は3,300kcal/h。37kWのコンプレッサからは、これの約10倍近い熱量が吐き出される訳です。
結構な熱量です!
換気が適切でないコンプレッサ室にこれだけの熱量が溜まると、コンプレッサの吸い込み温度が上昇し、吐出温度の異常による停止は時間の問題になります。

換気の方法は2つ。
ダクトで排出する方法(局所換気)と全体換気があります。
より有効的で容易な排出方法は、ダクトによる局所換気です。
全体換気では、どうしても無理が生じます。
なぜか・・・

全体換気の場合は、放熱量すべてを排出するファンの設置と、その流量を部屋に入れる給気有効面積が必要になります。
31,820kcal/hの放熱量を排出するのに必要なファンの容量は、約23,700m3/h(リューベ)。
60㎝羽のファンが2~3台必要となります。かなりの容量です。
また、必要給気有効面積は約2.2m2(平方メートル)。これについても、ギャラリーや虫除け網による損失を考えるとかなり大きな面積が必要となります。
ダクトによる局所換気だと、当社のスクリューコンプレッサの場合、圧損3mmAq以下でファンなしで排出できます。
圧損が3mmAq以上の場合でも、全体換気の1/4のファンを排出口に設置すれば適切に排出できます。
給気有効面積も当然、全体換気の1/3~1/4程度に収まります。
以上が、ダクトによる局所換気が有効的で容易な排出方法である理由です。

コンプレッサを末永くお使いいだだくには、適切な換気給気は非常に重要な要素です。
最後に、残暑が厳しい折、熱中症には十分注意しましょう・・・

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