コンプレッサの技術相談窓口担当の『みみ』です。

私は、お客様からコンプレッサや、ドライヤ・空気タンクなどの周辺機器に関するいろいろなご質問いただき、それにお答えするのが、大切な仕事のひとつなのですが、今日、こんなご質問を頂きました。
ご質問は、『オイルフリーコンプレッサの吐出空気には、油分や水分、ごみなどは含まれていないのでしょうか』というものでした。
圧縮機業界ではオイルフリーコンプレッサというのは、『圧縮の過程で、オイルを使用しない』という定義がされています。
従いまして、油分に関して言えば、オイル潤滑のコンプレッサに較べ格段に含まれる油分は少ないです。
しかしながら、コンプレッサは大気中の空気を吸い込んで圧縮しますから、この空気の中に油分が含まれていると、当然圧縮空気の中にも油分が含まれることになります。
また、コンプレッサの製造過程でいろいろな部品を組み立てているのですが、この部品にも、防錆の目的だったり、潤滑の目的でほんの少しですが、油分が付着していることがあり、通常はほとんど問題にはなりませんが、厳密に言うとこれらの部品付着の油分が圧縮空気に含まれることがあります。
さらに、水分は空気中に水蒸気として含まれているため、この空気を圧縮すると水分が凝縮されて、水(ドレン)として空気タンクや配管にたまります。
そして、ごみは油分と同様、大気中にたくさん存在し、コンプレッサを保護するための吸い込みフィルタはありますが、濾過度は通常10~20μm程度ですので、これより細かいごみは、コンプレッサの圧縮工程に入り込みます。
また、ごみに関してさらに申し上げますと、圧縮過程でも、コンプレッサが摺動や回転・旋廻運動を繰り返す中で発生する摩耗粉や、配管途中で発生する錆びなども圧縮空気には含まれてしまいます。
従いまして、厳密に申し上げますと、オイルフリーコンプレッサといえど、設置環境等によっては油分が含まれることがあり、クリーンなエアーといっても水分・ごみは含まれていることになります。
そこで、お客様の用途、たとえば高級塗装にご使用になる場合や、食品機械のエアー源にする場合など、用途に応じてドライヤやフィルタの設置をお勧めします。
詳しくは、アネスト岩田のコンプレッサの周辺機器をご紹介しています『Fit Air』カタログをご覧ください。
それでは、またお会いしましょう。
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