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2011年06月
2011/06/15
タイヤと空気圧・・・コンプレッサがあれば楽しい自転車生活

こんにちは。アネスト岩田㈱ 圧縮機部 カスタムエンジニアリンググループのチャリダーです。
最近は暑かったり寒かったり雨が降ったりで上着や雨具で荷物が重くなりますね。 関東も梅雨に入ったようです。梅雨があければ楽しい夏ですね。震災復興の為にも今年の夏も楽しみましょう。
さて今回は『タイヤと空気圧』について語ってみたいと思います。 毎日のっている車や自転車、バイクのほとんどのタイヤには圧縮空気が入っています。
多くの家庭には空気入れがあると思いますが、コンプレッサが家にあるお宅は少ないかと思います。 皆さんは空気の圧力は御存知ですか? クルマやバイクは2kg/cm2前後が多いかと思います。

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<写真1:バイクのタイヤの空気表示>


バイクのタイヤの空気圧表示 さて2kg/cm2ってどのくらいなのでしょうか?自転車はシティーサイクルで3kg/cm2くらいが一般的です。 スポーツ用自転車は5kg/cm2前後が多いです。
レース用の自転車は8~10kg/cm2になります。


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<写真2:スポーツ用自転車のタイヤの空気表示>


スポーツ用自転車のタイヤの空気圧表示 自転車やバイクなどはタイヤの体積が大きくないので、手動の空気入れでも空気が入れられます。 しかし自動車のタイヤは体積が大きいので手動の空気入れではとても大変。1本のタイヤを1kg/cm2から2kg/cm2まで空気を入れたらもうクタクタに疲れてしまいます。
コンプレッサがあれば楽々ですね。とても便利です。 自転車でもコンプレッサがあれば楽々です。毎週空気を入れたくなると思います。 空気圧が適正だと自転車の速さがぜんぜん違います。抵抗が減り、楽に走れます。 2.5 kg/cm2から5kg/cm2に空気を入れると、違いがはっきりとわかります。
坂でも楽々上れます。 健康の為にも豆に空気圧を点検しチェーンに油をさして、サイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。 (圧力単位はイメージしやすいようにkg/cm2としました。1kg/cm2はSI単位では0.098MPaになります。)


コンプレッサー豆知識
2011/06/08
潤滑油について

アネスト岩田 圧縮機部のTAです。

うっとうしい梅雨の季節になってしまいました。 今回は潤滑油についてお話します。
潤滑油の歴史は非常に古く、エジプトには石像を動かすのに油を使っていた紀元前の壁画があるそうです。 古代人はぬれた地面が滑りやすいことなどから経験的に潤滑の効果を知り、潤滑剤を使っていたのかもしれません。
潤滑と言う言葉を辞書で調べると、文字通り「うるおいがあってなめらかな様子」となります。 軸受やギヤなど機械部品は潤滑油によって滑りやすく、摩擦抵抗が小さくなり、摩擦熱が少なくなり、磨耗も少なくなります。
コンプレッサにも潤滑油を使用するものがあります。 給油式スクリューコンプレッサもその一つです。 スクリューコンプレッサはオス、メス一対のスクリューロータのねじ溝とそれを覆うハウジングで作られる部屋を小さくすることにより、空気を圧縮します。 給油式スクリューコンプレッサには軸受やギヤがあり、また2つのスクリューロータは一方で他方を駆動し、金属接触していますのでロータ間の磨耗や焼きつきを防ぐため潤滑油が必要になります。

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しかし、スクリューコンプレッサの潤滑油は「潤いがあって滑らかにする」だけではありません。 給油式スクリューコンプレッサでは空気を圧縮する部屋に直接潤滑油を噴射しています。 通常空気を圧縮すると非常に高温(200℃以上)になりますが、噴射された潤滑油で空気を直接冷却することにより空気の温度は100℃以下となり効率が向上します。
また、オス、メスロータやハウジングの間にはわずかな隙間があります。 噴射された潤滑油はその隙間に油膜をつくり空気を密閉します。 密閉しないと空気は所定の圧力まで上昇せずに空気量が低下してしまいます。
さらに、潤滑油は防錆の効果もあります。 空気中には水分がありますから内部に水分が結露する場合があり水分による腐食を防止します。 このように給油式スクリューコンプレッサにとって潤滑油は、摩擦、磨耗防止だけでなく冷却、密閉、防錆と、とてもありがたい存在なのです 以上、潤滑の効用についてお話しましたが、私はこの季節、雨に濡れて、潤いがあって滑らかなところで滑って転ばないように注意したいと思っています。

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コンプレッサ基礎&豆知識
2011/06/01
氷川丸のコンプレッサ

こんにちは。アネスト岩田(株)圧縮機部の『ヘルター・スケルター』です。

私が勤務しております本社工場は、横浜市の港北区という場所にあります。皆さんは横浜と聞くとどんなイメージを抱かれるでしょうか。海と港、異国情緒あふれる国際都市といったところでしょうか。残念ながら当社の周辺は住宅と小学校と畑だけで、横浜を感じさせるものはほとんど(まったく?)ありません。

そこでブログだけでも横浜らしい内容を! ということで、今回は みなと横浜の象徴的存在のひとつ、貨客船「氷川丸(ひかわまる)」に搭載されているコンプレッサを取り上げたいと思います。 氷川丸は、日本郵船が1930年に竣工させた12,000トンクラスの貨客船で、現在は横浜の山下公園前に係留された状態で海上博物館として一般公開されています。太平洋戦争で多くの商船が失われる中、奇跡的に大きな損傷もなく生き残った数少ない客船のひとつで、戦後もしばらくの間、北太平洋航路の運航を続けていました。
さてこの氷川丸ですが、実は産業遺産としても貴重なものが残されています。 主機関であるデンマークのB&W社(現在のMAN-B&W
Diesel社)製4サイクルディーゼルエンジンもそのひとつですが、補機のひとつである大型・高圧コンプレッサもほぼ現役時代の状態のまま展示されています。

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詳しい仕様はわかりませんが、主機関と同じB&W製の往復式(シリンダの中をピストンが上下動する方式)多段圧縮コンプレッサのようです。写真の右側奥の二本の筒が空気を圧縮するシリンダで、手前側の筒が中間冷却器でしょうか。高さは 2m以上あり、手前に取り付けられた圧力計には、最高で4.1MPaまでの目盛りが付けられています。このコンプレッサは、主機関であるディーゼルエンジンの始動や燃料の噴射、水密扉の開閉などに使われていたそうです。このように船舶とコンプレッサは切っても切れない関係にあり、目立ちませんが重要な補機のひとつというわけです。80年以上も前に、このような先進的な工業製品を実用化させていたヨーロッパの企業の技術力に感心させられます。

横浜のみなとみらい地区には、氷川丸以外にも横浜船渠株式会社(氷川丸を作った昔の造船所)で使用していたアメリカ製のコンプレッサなども屋外展示されています。機械の好きな方やコンプレッサに興味を持たれた方は、横浜のみなとみらい地区へお出掛けになってみてはいかがでしょうか。

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